僕はスマホをオススメする時に、2021年~2022年上期までは「Mi11 Lite 5Gを買っておけばいい」と言い切っていました。
でも、考えてみれば、4万円以上のスマホはコスパ最強とは言うものの手が出しづらいという方もいるのではないでしょうか?
4万って大金だもん。1万円でもためらう時あるのに。
しかし、先日そういったお悩みを解消できるスマホがMotorolaより発表されました。
その名もmoto G52j 5Gです。
Motorolaは、XiaomiやOPPOと違ってまだ馴染みの少ないメーカーで、所有者も少ないのが現状です。
持っているのは、僕みたいなガジェオタぐらいかな?
そんなマニアックなスマホですが「スマホの価格が高すぎる!」という方の需要をしっかりと抑えた作りになっています。
買って後悔することがないスマホの1つとして、今回紹介させてください。
本記事では、
- 安くて”普通に使えるスマホ”を検討している方
にオススメできる内容となっています。
また、記事の中盤から後半にかけて「お得に購入できる方法」についても触れていきますので、買い替えを検討している方は、是非とも読んでいただきたい。
久しぶりのスマホのレビューで少しテンション高め
外観
本体
moto G52j 5Gの外観は3眼カメラを左上に配置させた、割と最近のAndroidスマホに多いデザインとなってます。
今回紹介する端末のカラーは「パールホワイト」で、カラーの名前に恥じない高級感のある質感になっています。
そうは言ってもガラスではないから、少し物足りなさはある
3眼カメラは広角・超広角・マクロの三種類、出っ張りは控えめなのでシンプルな見た目になっています。
最近のカメラは出っ張りが凄いので、このレベルの優しい出っ張りで収まっている端末は久しぶりに見ました。
ディスプレイは6.8インチの大画面で非常に見やすく、インカメラはAndroidの定番であるパンチホールを採用しています。
ディスプレイサイズは大きいですが、横幅がそこまで大きくないので持ちやすさは非常に良いと感じました。
本体は厚くもなく、薄くもなく、持ちやすいので丁度いいです。
多くのスマホから排除されてきたイヤホンジャックを採用、スピーカーは下面のみとなっています。
上のスピーカーは、電話用オンリー
端子は安心安全のUSB-Cなので、ライトニングケーブルは捨ててしまいましょう。
付属品
購入時の付属品はケースのみとなっています。
Xiaomi製品のように本体にフィルムが貼ってあったり、充電器が付属されている...。なんてことはありません。
充電器に関しては、付属の充電器を使うことはないので気にしないですがフィルムの有無は大きいですね。
自分で貼るのは大変。
この点は、価格を抑えるためのコストカット部分だと割り切ってしまえば、ケースが付いてくるだけ親切設計だと言えます。
iPhoneやGoogle Pixelにはこういったサービスはないので、充分嬉しい要素です。
性能
外観を見て興味を持った後はカタログ値と性能を見ていきます。
正直、ミドルクラス帯のスマホなので過度な期待はできませんが、Mi11 Lite 5Gの前例がありますので少し期待してチェックしていきます。
カタログ数値の比較
moto g52j 5G | Mi 11 Lite(5G) | Pixel6 | |
価格(円) | 39,800 | 43,800 | 74,800 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 695 | Qualcomm® Snapdragon™ 780G | Google Tensor |
メモリ | 6 GB | 6 GB | 8GB |
ストレージ | 128 GB | 128 GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.8インチ FHD+ リフレッシュレート 120Hz | 6.55インチ FHD+ リフレッシュレート 90Hz | 6.4インチ FHD+ リフレッシュレート 90Hz |
メインカメラ (広角) | 約5,000万画素 絞り値 f/1.8 - - - | 約6400万画素 絞り値 ƒ/1.79 - - - | 約5000万画素 絞り値 ƒ/1.85 視野82° レーザー検出オートフォーカス 光学式手ブレ補正 |
メインカメラ (超広角) | 約800万画素 絞り値 f/2.2 視野 118° - 深度センサー | 約800万画素 絞り値 ƒ/2.2 視野 119° - | 約1200万画素 絞り値 ƒ/2.2 視野 114° - |
メインカメラ (マクロカメラ) | 約200万画素 絞り値 f/2.4 - - | 約500万画素 絞り値 ƒ/2.4 コントラストAF (3cm~7cm) | - |
インカメラ | 約1300万画素 絞り値 f/2.2 - - | 約2000万画素 絞り値 ƒ/2.24 - - | 約800万画素 絞り値 ƒ/2.0 固定フォーカス 広角 84° |
バッテリー | 標準 5000 mAh | 標準 4250 mAh | 標準 4614 mAh |
急速充電 | 〇 | 〇 | 〇 |
無線充電 | × | × | 〇 |
バッテリーシェア | × | × | 〇 |
充電端子 | USB-C | USB-C | USB-C |
イヤホンジャック | 〇 | × | × |
OS | Android11 | MIUI12 (android11) | android12 |
カタログ値を見て語ることは、CPUが「Snapdragon™ 695」を採用している点だと思います。
2022年にリリースされる低価格帯のスマホは、搭載CPUが「Snapdragon™ 695」よりも性能を低いものを選ばないよう立ち回りましょう。
このラインを下回ると、人によっては性能面での不満を抱える可能性が高くなりますので注意!
処理能力(Antutu benchmark)
「カタログ値を見てもよくわからん!」という方は多いと思います。
僕もその一人。
そう言った方に向けてある程度の指針となるのが、Antutu benchmarkのスコアです。
”数値が高いほど性能が高い”そんなシンプルな基準なので気楽にスコアの数値を参考にしてください。
過去の計測データは下記にまとめました。
機種名 | スコア | CPU |
Google Pixel6 | 659,335 | Google Tensor |
Mi 11 Lite(5G) | 528,292 | Snapdragon™ 780G |
moto g52j 5G | 387,783 | Snapdragon™ 695 |
Pixel5a(5G) | 360,831 | Snapdragon™ 765G |
iPhone 7 | 324,850 | Apple A10 |
ベンチマークテストのテストの結果は約39万点となりました。
この数値はゲーム以外はストレス無く利用できると言った評価となります。
ちなみに、ポケモンGOはガンガン遊べる性能
(Pixel 5a 5Gで遊べていたから間違いない)
高くもなく低くもない、非常にバランスの取れた性能で、日常生活に必要なツールとしての仕事をしっかりとこなしてくれる優等生です。
バッテリー性能(PC Mark for Android)
続いては、バッテリー性能を数値化していきましょう。
使用するアプリは、PC Mark for Androidを使用していきます。
評価基準は、時間が長いほど優秀
100%~20%までの時間を計測していきます。
過去の計測データは下記にまとめました。
機種名 | スコア | バッテリー容量 |
Mi 11 Lite(5G) | 12時間44分 | 標準 4250 mAh |
moto g52j 5G | 12時間43分 | 標準 5000 mAh |
Google Pixel6 | 8時間9分 ※ | 標準 4610 mAh |
バッテリー性能については、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているのに、スコアがあまり伸びませんでした。
Mi11 Lite 5Gと同じなのはびっくりした。
とは言え、常時稼働で12時間以上は使用できてしまうということは、日常使いであれば2日は充電無しが保証されていると言っても過言ではありません。
スマホは1日1回は充電する人が一定数はいるので、少なくとも1日を充電無しで乗り切れる性能であれば合格だと僕は考えています。
デュアルSIMに対応(但し、DSDV)
昨今のSIMフリースマホであれば、当然のように対応しているデュアルSIMに対応しています。
「楽天モバイル × Povo」と言った2枚組の運用にも需要が出ている現代らしい端末ですが、
DSDS(SIM2枚の同時接続可)ではなく、DSDV(SIM2枚の同時接続不可)なので基本的にSIMカード1枚の運用となりそうです。
ちょいちょいコストカットが目立つ。
その他の特徴としては、現代では絶滅危惧種のmicroSDが利用できる数少ないモデルの1つです。
この辺りは、利用するユーザーは少ない気がする...。
6.8インチの液晶ディスプレイ
ディスプレイは6.8インチと、かなり大画面で見やすいのが特徴です。
大きい画面は多くの情報を見れるので、調べ物に向いています。
また、リフレッシュレートが120Hzとなっているので、画面スクロールが滑らかなのは安っぽさを感じないので素晴らしい。
SNSも見やすい。
液晶ディスプレイなので、視野角が少し狭いですが日常使いでこんな角度から画面を見ることは滅多にないため問題なし。
指紋認証を搭載
Androidスマホであれば、当たり前のようにように搭載されている指紋認証は、電源一体型の物理センサーになっています。
認証速度は早くないけど、遅くもない。ストレスのない早さ。
Pixel6が画面内指紋認証で、反応が鈍く感じる時があるのですが、やはり物理タイプの安定感はいいですね。
おサイフケータイ対応
日本在住でキャッスレス生活をするなら、このマークはとても重要です。
Suica、QuikPay、楽天Edyを使うために必要なFeliCa機能を搭載いるかどうか?
moto g52j 5Gは日本市場向けのSIMフリースマホなので、勿論この条件をクリアしているため、
キャッスレスは生活の基本!
と言った僕みたいな過激派キャッスレス信者でも安心して購入できるのは、大きなメリットだと感じています。
海外製のSIMフリーでFeliCa機能をもっている端末は、まだ少ないのでこれは非常にありがたいですね。
IP68防水
最後に多くの記事で話題になっているIP68防水ですが、正直な話をするとあってもなくても変わらないと感じています。
強いてあげるなら、雨の日やプールに落とした時、そう簡単に壊れないという点ぐらい...。
防水性能に関しては、基本的に過信は禁物です。
「壊れる時は壊れる」と言った気持ちをもって大切に使っていきましょう。
カメラ性能
続いては、カメラ性能を見ていきます。
僕はブログ写真にスマホで撮影したものを採用しているので、カメラ性能はとても重要なチェック項目です。
そうでなくても、昨今はお出かけの思い出をスマホで撮影することが殆どですので、カメラについてはしっかりとチェックしておきましょう。
Pixel6と比較していくよ。
メインカメラ(広角)
Pixel6は縦横広く撮影ができているのに対して、moto g52j 5Gは少しズーム気味に感じるほど画角が狭くなっています。
また、moto g52j 5Gはガッツリ補正を入れて、映えを優先した写真に仕上げる傾向があることがわかります。
超広角カメラ
超広角カメラも傾向的にはメインカメラと同じですね。
ただ、AI補正が少し暴走気味で、モルカーの窓が白飛びしているのが非常に気になりました。
マクロカメラ
マクロカメラはPixel6には搭載されていないので、単発での出場となります。
正直、最も出番がないから何で搭載しているのだろう...。
3つ目のカメラは望遠だと非常にありがたいのですが、中価格帯のスマホはマクロカメラを高確率で搭載しています。
上手く使えば、面白い写真が取れるのでこれはこれでOK。
価格
上記で基本的な3点(処理能力、バッテリー、カメラ)について、ポイントを押さえたら価格を見ていきます。
スマホ選びは、端末のオリジナル性能よりも先に、基本3点と価格をチェックします。
日常の使用で支障をきたすことがないとわかれば、残すは価格と端末独自の付加価値となります。
リーズナブルで購入しやすい価格
moto G52j 5Gの価格は、39,800円と昨今のスマホとは思えないほどの低価格です。
4万円を下回る価格なので、スマホにこだわりが無くiPhone7やiPhone8の乗り換え先に困っている方にはオススメしやすい端末です。
iPhoneSEだって、5万円超だからandroidも検討しちゃうよね。
とは言っても、+4,000円でゲームまで視野に入れたミドルクラス端末のMi11 Lite 5Gが存在しているの非常に大きく
スマホに対して4万円を払えるかどうか?この点に絞って端末選びをする必要があります。
払える人 ⇒ Mi11 Lite 5G
払えない人 ⇒ moto G52j 5G
OCNモバイルの乗り換え(MNP)特典でお得に購入
普通に購入すると、高すぎる印象を受けるスマホですが安く購入する方法が幾つか存在しています。
スマホオタクの中で最も定番とされるルートがこのOCNモバイルからの購入ルートです。
OCNモバイルで購入するとその販売価格は、36,500円で普通に購入するよりも2,000円ほど安く購入できます。
+αで、通信事業者の乗り換え(MNP)を一緒に行いながら購入した場合、更に5,000円の割引が受けられます。
トータルの購入価格は31,500円。超お得。
オススメできる人
- OCNモバイルの回線契約を合わせて検討している方
IIJmioの乗り換え(MNP)で25,000円OFF(2022/10/3まで)
現時点で最もオススメしやすいのが、IIJmioからの購入ルートです。
通常購入を行った場合でも、販売価格29,800円と圧倒的な低価格で販売されています。
更に、MNPで回線契約もセットにすると14,800円と「中古スマホ買わされているのでは?」と心配になる価格設定になっています。
8/31でセールが終了するかと思いきや、セールが継続されました。
8月で購入を諦めていた方は、この機会に購入を検討してみてください!
オススメできる人
- IIJmioの回線契約を合わせて検討している方
- 楽天モバイル × ○○の回線契約を検討している方(一番オススメ)
iiJmioはデータ通信のみのプランも提供していて、
楽天モバイル×○○で携帯を利用してきた人を狙い撃ちしている印象ある。
moto G52j 5Gをオススメできる人
最後に、今回紹介したmoto G52j 5Gをオススメできる人、オススメできない人についてまとめました。
買って後悔しないためには、自身の用途と端末の性能がマッチしているか?をしっかりと吟味することです。
moto g52j 5Gの特徴
- 価格が安い(14,800~39,800円)※購入条件次第
- 性能は普通(ゲーム以外は快適)
- カメラは普通
- バッテリー持ちが抜群(2日は充電無しでも大丈夫)※使い方次第
- おサイフケータイに対応(FeliCa機能を搭載)
- 指紋認証、IP68防水、大画面などの要所を押さえている
- androidスマホ
以上がmoto g52j 5Gを人にオススメする時にポイントとなってくる特徴です。
特に大切なポイントは赤字にしていますので、スマホ選びの参考の1つにしてください。
オススメできる人
上記で解説した特徴を踏まえた上で、moto g52j 5Gがオススメできるのは、こんな方になります。
- 4万円以内で購入できるスマホを検討している
- SNS、Web検索、ショッピング、動画視聴が利用のメイン(ゲームはしない)
- おサイフケータイ、指紋認証、大画面は安い端末でも必要だと考えている人
ゲームはプレイしない前提ですが、ポケモンGOのようなライトなゲームは普通にプレイできるのでご心配なく。
オススメできない人
一方で、moto g52j 5Gをオススメできないのは、こんな方になります。
- スマホゲームを沢山プレイしたい
- iPhoneSEのような小型のスマホを探している
- androidスマホを使うことに抵抗がある
必要最低限に絞ったスマホ
moto g52j 5Gは、必要なポイントを押さえた上で、しっかりとコストカットを行ったスマホだと感じました。
おサイフケータイ、防水防塵、大画面、大容量バッテリー、高画質カメラなど
僕の場合はメインマシンとして採用されないですが、サブ機の候補として検討している最中です。
又は、スマホをあまり使わない人にはオススメできると感じています。
「スマホなんて、電話程度にしか使わない」
「必要最低限の性能でいい、他は必要ないの!」
そう考えている人であれば、是非ともこの記事を参考資料の1つとして検討してもらえたら嬉しいです。