今年もこの季節がやってきました。
そう、新茶の季節です!
お茶好きとしてはこの時期はカーニバル
僕はコーヒーは飲めないですが、抹茶・紅茶ならストレートで飲めてしまうお茶好きなのです。
本記事では、そんなお茶好きの僕が向かったお茶摘み体験イベントのお話です。
行き先は八女市星野村「茶の文化館」
今回、お茶摘み体験イベントを開催していたのは八女市星野村にある「茶の文化館」です。
八女茶が好きすぎて、この場所を知ってからは年に1回程度のペースで遊びに来ています。
いつ来てもお茶のいい香りのする良い施設ですので、とてもお気に入りです。
往復の走行距離は約400km。福岡県って広いなぁ,,,。
茶摘み体験は1日のみ
僕が参加したイベントは2022年5月2日だけで行われていました。
今年の開催はもう見込めない状態ですが、来年のこの時期になればまた開催されると信じています。
開催されたら、また参加したいのよ
じゃあ、もう今年は茶摘みを体験することができないのか?と言われればそうではありません。
お茶摘み体験ツアー
僕が体験したお茶摘み体験よりも、もっと本格的な茶摘み体験ができるイベントが5月15日(日)に開催されます。
詳しくは、下記リンクをご確認ください。
https://www.hoshinofurusato.jp/information/archives/403
僕が今回の記事でまとめる茶摘み体験よりも本格的な茶摘みを体験することができるイベントのようです。
これはこれでとっても楽しそう(*´ω`*)
ただ、簡単なお茶摘み体験で充分と言う方も少なからずいると思います。
そんな人であれば、僕が参加したお茶摘み体験イベントの方が楽しい時間を過ごすことができると思っています。
お茶摘み体験イベントの流れ
それでは、茶摘み体験イベントがどんな感じだったのかを解説していきます。
予約が思っていたよりも現代的だったので、とても楽だったのは嬉しいポイントですね。
予約は直接連絡スタイル
予約は、茶の文化館へ直接電話をするか、Instagram等のSNSアカウントのDMで受付をしていました。
5/15の茶摘み体験ツアーでは、そのような記載がないのが気になりますが...。
イベントによって予約方法が違うのかも?
どちらにしても、茶の文化館もしくは星のふるさと事務局へ電話で問い合わせを行うのが確実ですね。
僕はInstagramのDMから予約しました。楽なので。
ねこねこ食パンのパン教室に向かう為に「川端通商店街」を歩いてる時にサクッと予約ができました。
やっぱ、これぐらいの気軽さで予約できるイベントはいいですね。気軽さは大切です。
受付
予約が終わったら、当日に茶の文化館へ行けばOKです。
15時の枠で予約をしたのですが、12時ごろには茶の文化館にいました。
お昼ご飯を茶の文化館でいただいて、後は館内でのんびりしたり車で昼寝していました。
茶そば、とても美味しかった。
シーズンによっては、暖かいそばを食べれるよ。
ちょっと早く到着しすぎたので、お隣にある星の文化館でプラネタリウムを見たりもしました。
時間になったら、正面玄関に設営された特設ブースで職員さんに声掛けをして料金支払をして受付終了です。
料金は、茶摘み体験のみであれば「500円」です。
茶摘み体験
茶摘み体験では、1人あたり1篭の半分まで、茶葉を摘むことができます。
茶畑は「茶の文化館」の敷地内にある茶畑になっています。
広大な土地で茶摘みをするわけではないので、気楽に参加することができます。
あくまでも、体験イベントだからこれぐらいの規模が丁度いい
ちなみに茶摘み体験ツアーでは、もっと大きな規模で茶摘み体験ができます。
この体験イベントに物足りなさを感じる方は、そちらに応募すると楽しい時間を過ごせると思います。
茶畑に参加者が集まり次第、茶摘みの手順について職員さんから説明があります。
茶摘みは、簡単そうに見えて実は少しコツが必要です。僕はなれるまで時間がかかりました。
茶摘みの手順
職員さんから、説明を受けた茶摘みの方法はこんな感じです。
- チャノキの中から「新芽」を探す。
- 新芽を見つけたら、1つの茎から2枚だけ選別
ただし、この茶摘み体験では新芽であれば全て取ってOK(新芽は枚数が少ないため) - ちぎる
なんや、簡単やんけ
と思った方、茶摘みを侮ってはいけません。この新芽を探す作業がとっても難しいのが茶摘みなのです。
新芽にはこんな特徴があります。
- 色が黄緑色で光が透ける
- 触ると柔らかい
一見するとわかりやすそうな特徴なのですが、成長段階で硬さ違う葉っぱが新芽なのかどうか、見極めが非常に難しい。
柔らかくて新芽みたいな風貌をしているのに、黄緑色と言うよりはしっかり緑色の葉っぱが多く、本当に違いがわからない。
沢山の葉っぱを触って確認していくしかないのでとっても大変でした。
なんやかんやで、しっかりと集まれば次はお茶揉みが始まります。
釜炒り手もみ茶作り体験
茶摘み体験イベントでは、別料金で摘んだお茶の手もみと釜炒りも体験することができます。
茶葉だけ貰っても、緑茶を頂くことができませんから、飲める状態へ加工していきます!
料金は「1,000円」。
茶摘みと合わせて1人「1,500円」で参加できる。
釜炒り手もみの手順は、こんな感じになっています。
- 葉っぱを釜炒りする
- 炒った茶葉を手もみする
- ①~②を、あと2回繰り返す
- 茶葉を乾燥させて、完成!
手順そのものはとっても簡単です。ですが、これがまたとってもパワーが必要な作業だったので大変でした...。
1回目の釜炒り、手もみ
1回目の釜炒りと手もみは、割とやりやすかったです。
計3回の手もみにおいて、共通して必要だったコツは「力こそパワー」
全力で茶葉の繊維を壊していきます。
2回目の釜炒り、手もみ
1回目で茶葉の繊維をそこそこ潰すことができたら、追い込みをかけていきます。
釜炒りで熱を加えることで、茶葉が柔らかくなるので徹底的に手もみしていきます。
正直、2回目でかなり疲れた。
茶葉のかさが減って、見覚えのある形になってきました。
3回目の釜炒り、手もみ
釜炒り、手もみ工程もこれが最後になります。
茶摘み時間も含めてここまでの所要時間は約60分、とても長い戦いでした。
茶摘み30分、釜炒り・手もみ30分
まだ少しふっくらとしていますが、8割は市販の茶葉のように小さく細かな塊になっています。
茶葉の乾燥
3回目の手もみが終わったら、茶葉を乾燥させていきます。
カラカラになるまでは、約50分ほどかかります。
残りの時間はのんびりと茶の文化館で休憩をしましょう。
めちゃくちゃ疲れた。
僕は昼に飲んだ抹茶をもう一度、楽しんでおきました。
帰りに飲むグリーンティーと、お土産もこの段階で購入しました。
茶葉の受取
乾燥工程が無事に終わると、茶葉を頂くことができます。
15時から取り掛かって、終わったのは17時...。大変だったよ。
しかし、まぁ...。昔の人ってどうやってこの茶葉が美味しいものだって気付くことができたのでしょうね。
こんな手間のかかる工程を踏んで手に入るものは、お茶ですよ?
こんにゃくの製法も理解に苦しむものですが、食べ物ではなくお茶のためにここまで労力...。どうやって見つけたのか気になるところです。
お茶の味は普通
実際に、茶摘み体験でもらう茶葉は自宅で飲むことができます。
帰宅あと早速飲んでみたのですが、苦労した割にはお味が普通だったというのが正直な感想になっています。
お~いお茶みたいな味
ポジティブに捉えていけば、素人が茶摘みと茶揉みを行って「お~いお茶」と同じ味になっているので大成功とも言えます。
機械の製造ラインで作られているお茶と同じクオリティのものが、作れているのですからね。