多くのガジェットブロガー、YouTuberがレビューしてきた端末を今更ながらレビューする記事です。
僕としては、2022年上期のミドルレンジスマホとしても問題ない性能を持っていると感じましたので、紹介しようと思った次第で
僕のメイン機である「Pixel6」のまま変更なしのまま、彼女のスマホとして購入しました。
多種多様なスマホが登場しているものの、これを買っておけば大丈夫!
そんな風に表すことができるスマホになっています。その理由も含めてこれから紹介していきます。
外観
スマホの基本は外観です。どれだけ性能が良くても外観が良くなければ嬉しくない。
そして、このMi 11 Liteは本体デザインが非常にカッコイイ(*´ω`*)
Pixel6のポップなデザインの方が僕の好みではありますが、カッコ良さはMi 11 Liteの方が圧倒的に優位にあります。
これではPixel6との価格差が3万円もあるとは思えません。
Mi 11 Liteの魅力はこれだけにとどまらず、本体が非常に薄く付属ケースを装着していても、圧倒的にPixel6よりも持ちやすいです。
本体重量も159gと非常に軽量で、僕が昨年まで愛用していたPixel4a(5G)を思い出します。あれもかなり軽量で好きでした。
また、平面はすりガラスになっていて指紋が目立ちません。パッと見の高級感も両立できています。
カメラは広角・超広角・マクロの3つのカメラを搭載しています。
また、FeliCaも搭載していますので「おサイフケータイ」が利用できる。完全に日本市場への参入を意識していることがわかります。
ディスプレイは6.55インチと言うあまり聞かないサイズになっていますが、使用していて違和感を感じることはありません。
ちなみにPixel6は6.4インチなので、Mi 11 Liteの方が少し画面サイズが大きいです。
ただ、パッと見、本体スリムなMi 11 Liteの方が小さく見えます。
インカメラはandroid界では定番となってきたパンチホール式となっていて通知バーの邪魔になりにくい左端に搭載しています。
性能
性能比較
比較対象として、ハイエンドモデルのスマホをピックアップしましたが、本来のライバル機は「OPPO Reno5A」「Pixel5a(5G)」がピックアップされてきます。
しかし、後述のベンチマークテストを考慮して、今回の比較対象をPixel6 /6 Proとさせていただきます。
Mi 11 Lite(5G) | Pixel6 | Pixel6 Pro | |
価格 | 43,800円 | 74,800円 | 116,000円 |
CPU | Snapdragon™ 780G | Google Tensor | Google Tensor |
メモリ | 6 GB | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128 GB | 128GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.55インチ FHD+(2400x1080) | 6.4インチ FHD+(1080x2340) | 6.7インチ QHD+(1440x3120) |
メインカメラ① | 64MP(ピクセル) 絞り値 ƒ/1.79 - 画素サイズ 1.4μm - | 50 MP(OctaPDQuadBayer) 絞り値 ƒ/1.85 視野82° 画素サイズ 1.2μm レーザー検出オートフォーカス 光学式手ブレ補正 | 50 MP(OctaPDQuadBayer) 絞り値 ƒ/1.85 視野82° 画素サイズ 1.2μm レーザー検出オートフォーカス 光学式手ブレ補正 |
メインカメラ② | 8MP ウルトラワイド 絞り値 ƒ/2.2 視野 119° - | 12MP ウルトラワイド 絞り値 ƒ/2.2 視野 114° 画素サイズ 1.25 μm | 12MP ウルトラワイド 絞り値 ƒ/2.2 視野 114° 画素サイズ 1.25 μm |
メインカメラ③ | 5MP(テレマクロ) 絞り値 ƒ/2.4 コントラストAF (3cm~7cm) | - | 48MP(望遠) 絞り値 ƒ/3.5 画角 23.5° 画素サイズ幅 0.8 μm |
インカメラ | 20MP 絞り値 ƒ/2.24 - - | 8 メガピクセル 絞り値 ƒ/2.0 固定フォーカス 広角 84° ピクセル幅 1.12 μm | 11.1 メガピクセル12 絞り値 ƒ/2.2 固定フォーカス ウルトラワイド広角 94° 画素サイズ 1.22 μm |
バッテリー | 標準 4250 mAh | 標準 4614 mAh | 標準 5003 mAh |
急速充電 | 〇 | 〇 | 〇 |
無線充電 | × | 〇 | 〇 |
バッテリーシェア | × | 〇 | 〇 |
充電端子 | USB-C | USB-C | USB-C |
イヤホンジャック | × | × | × |
OS | MIUI12 (android11) | android12 | android12 |
搭載しているCPUは「Snapdragon™ 780G」という5Gに対応したミドルクラスCPUです。
名前と、コンセプトだけ聞くと「ミドルクラスなら、性能がそこまで良くないと思うのだけれど...。」と思います。
ただし、この780Gはそういったイメージを破壊する超コスパマシンであることが、後述の解説で判明していきます。
4万円(1/27時点では3万円)のスマホとは思えないその性能に驚いて行ってください。
性能の詳細(AnTuTu benchmark)
意味があるのかわからないでお馴染みの「AnTuTu benchmark」テストを実施します。
実用性は別として、性能の指数にはなりますので、活用した方が紹介がしやすいのです。
計測結果は528,292点。「高いのか低いのかわからん!!!」と言う方への参考資料として過去に計測したPixel6とPixel5a(5G)のスコアと比較します。
端末 | Pixel5a(5G) | Mi 11 Lite(5G) | Pixel6 |
スコア | 360,831点 | 528,292点 | 659,335点 |
Mi 11 Lite(5G) は、snapdragon765Gをを搭載したPixel5a(5G)と比較して約1.5倍のスコアをたたき出しています。
なんなら、Pixel6に追いつきそう...。
ハイエンドに匹敵するベンチマークスコア...これでは、他のミドルクラス立場を失ってしまいます。
もっと早くにこのスマホに出会いたかった。
ただ「ベンチマークテストのわりにゲームが快適に動かない」という情報もありますので、過信は禁物です。
あくまでもミドルスマホですので、高グラフィックゲームを求める人にはオススメできないです。
簡単なゲームなら問題なさそうです。
バッテリー性能(PCMark for android)
ここまでべた褒めの Mi 11 Lite(5G) ですが「何かデメリットは存在しないのか?」と思う人は多くいると思います。
その中で多くの人が思いつくのが「そんなに本体が薄く軽いのなら、バッテリーが小さくなっているんじゃないの?」という点。
これまた検証していきます。
参考として「PCMark for android」を活用していきます。あくまでも参考数値として活用してください。
この数値を参考すると、バッテリー持ちは良いと判断できます。
100%~20%までに約13時間ほど利用できます。1日半は充電をしなくても使用できそうです。
ちなみに、Pixel6では 「PCMark for android」 を使用したスコア計測を行っておりませんが、メイン機として約2日ほど充電なしで利用できるので、バッテリー持ちはかなり良いです。
無論、デュアルSIM端末
最近のSIMフリースマホであれば、もはや当然となっていないと困るのがデュアルSIM仕様です。
以前「携帯料金を安くする方法」でも解説していたデュアルSIMスマホがこうして手に入るのです。とっても便利ですね。
カメラ性能
ここからはカメラ性能について触れていきます。
カタログスペック上は、Pixel6に匹敵するカメラ性能を持っている Mi 11 Lite(5G) ですが、実際に撮影した写真はどんな感じに仕上がっているのか見ていきます。
一通り比較した上でも僕の結論は、ハイエンドに匹敵するハイクオリティだと感じました。
通常カメラ
まずは、基本モードで撮影していきます。
パッと見はどちらも性能が良くて、綺麗に撮影できています。
ただ、Pixel6は明るくてバランスが悪く見えます。
一方でMi 11 Lite(5G)は、明るさと色がバランス良く撮影ができていますので、これは実用性が非常に高そうです。
ポートレートモード
僕が一番使用しているポートレートでも比較していきます。
正直、どちらもかなり綺麗に仕上がっています。
個人的な感覚で感想を言うと、Pixel6の方が明るく補正が入っている分クオリティが高く綺麗に見えます。
マクロカメラ
Mi 11 Lite(5G)に搭載されているカメラ「マクロカメラ」もとっても面白いカメラとなっています。
超至近距離で撮影してもピントがずれないので、使い方によっては、ブログやSNSで映えを狙った写真を撮ること可能になっています。
このレンズは、Pixel6 / 6 Proのどちらにも搭載されておりませんので、魅力的で正直羨ましい。
コスパを求めるなら、これ以上は存在しない
ちょっと過激な結論にはなっているのですが、何の誇張もなく僕はそう思います。
僕自身多くのブロガーさんが紹介するのを見て「紹介する全員が、こぞって絶賛するのは逆に怪しくない?」なんてことを考えていました。
だからこそ、今まで紹介をしていなかったわけですが...。
彼女のスマホが古くなって、タイミング良くでOCNでセールがやってきたので購入してみました。
ついでにに性能をテストしてみた結果「あれ?これ思ったよりも快適やん」となりましたので、今回記事にまとめてみました。
2021年は当然、2022年上期でも問題なくミドルクラス最強のスマホと言ってもいいでしょう。
Pixel5a(5G)もミドルクラスとして非常に良い性能でした。
しかし、Mi 11 Lite(5G)は価格もPixel5a(5G)よりも安くて、性能も高い。
Pixel5a(5G)は買う理由が無くなってしまいました...。
iPhoneが高いと思う人にもオススメできる
昨今のスマホ界隈で、iPhoneの立ち位置と言うのは
- 超高額
- ハイエンド
となっています。
僕としては「誰にでもオススメしやすい高性能スマホだけど...価格が高い」と感じるスマホでした。
ただし、このMi 11 Lite(5G)であれば、下記のような人の需要を満たすことができます。
- スマホの用途は少ないから、とりあえず利用出来たら何でもいい。
- スマホ代を”かなり”安く済ませておきたいけれど、性能の妥協は少なく済ませたい。
- スマホそんなに使わんのやけど、何買ったらいいん?
と言った人は何も考えずに、このスマホを買ってしまいましょう!